昔から東洋医学では、腎臓はあらゆる臓器の中でもとても重要なものだと考えられていて、鍼灸治療を行う事によって腎臓の機能の働きが盛んになると言われていました。事実、現段階の研究では、背中にある「腎兪(じんゆ)」と言うツボを鍼灸治療する事によって、「尿量が約4倍になる」、「尿中のナトリウム排泄量が約4倍になる」と言った事が判明してきています。尿の量が増加すると言う事は、腎臓の調子が整えられたと言う事であり、ナトリウムを多く排出する事によって、むくみを改善し、血圧の調節にも有効であると考えられます。また、「膀胱兪(ぼうこうゆ)」と言うツボは膀胱炎や前立腺肥大症にも効果があるとされていますので、排尿障害があるような方は試してみると良いでしょう。一般的には、腎臓の疾患は鍼灸の対象にはならないと鍼灸学校でも指導されているようです。ただ、実際に体質改善目的で、結石を出来難くする鍼灸治療を行った方には、1年ぐらいで効果が実感出来るようになり、10年間はそのまま安定状態が続いている方もいらっしゃるようです。とは言っても、鍼灸治療が腎臓病に対する特効薬と言った事ではありません。食事療法等と併用していきながら体質改善を行い、腎臓の調子を整えて機能回復して行く事を目標としてみては如何でしょうか。この鍼灸治療を行う事によって、腎臓病が進行してしまい、腎不全になってしまうのを遅らせる効果も期待出来そうですねー